意外と怠りがちな包丁の手入れ
外に出ると、ジッとしていられない子供に常に神経を研ぎ澄ましています、サだっくです。
洗い物をする際、包丁をどう洗っているか?
ご近所さん同士の話しの中で出てきた話題です。
なんでも、洗い物中にうっかり手を滑らせ指を切ってしまったようで。
自分は、包丁で指を切った事はないのですが、一回切るとトラウマ程では無いにしろ、次から使ったり洗う事が、怖くなるようです。
包丁の洗い方
自分は、普通にスポンジで洗っています。
ゴム手袋などは使っておらず、というかゴム手袋を使うと逆に滑りそうで怖いのです(笑)、素手で洗っていますが一度も指などを切ったことはありません。
洗い方は、包丁の背の部分にスポンジを当て二つに折って一度に両面を磨きます。
柄部分から刃先に掛けて1回。
往復はしません。柄から刃先、を何回か繰り返すだけ。
1度、妻が刃の部分にスポンジを当てて二つ折りで洗った事があり、あれは流石に止めました。
下手すれば、切れるので(笑)
どうしてもこの洗い方が怖い、というなら置いて洗うといいかもしれません。
まな板の上に包丁の刀身部分を置きます。柄部分はまな板から外れるように。
この状態で、刃部分を洗います。


このやり方なら、怪我をするリスクが大分減るかと思われます。
※注意※ 洗った包丁は、なるべく早く水分を拭き取るようにして下さい。
錆の原因にも繋がり、包丁の寿命を縮めてしまいます。
洗い物が多い時などは、予めお湯を用意しておき、洗い終わった包丁にお湯を注いでおくといいです。
包丁自身が温まり、水分が自然乾燥しやすくなります。
包丁を研ぐ
一人暮らしの男性なら解らないでもないのですが、最近は包丁を研がない人が増えているとか。
研ぐ程、包丁を使っていない、切れ味が悪くなっても気にしない、もしくは買い換えているのかは分かりませんが、包丁は研ぎましょう。
料理人なら毎日のように手入れをしているのでしょうが、一般人は月に1回程度で大丈夫だと思います。
よく切れ味が悪くなる目安は、トマトが切り辛くなったら、といいますが自分的には、それは最終段階だと思います…
包丁を研ぐ場合、一日の終わりに行うといいです。
研いだばっかりの包丁は、砥石の匂いが付くので洗った後、一晩寝かせるといいです。
因みに自分が、包丁の手入れを行うようになったのは、まだ結婚する前、モテる為に料理が出来る男を目指しており、料理だけでは駄目だなと、調理器具の手入れまで始めた事がキッカケでして…
ま、不純な動機で始めた事なのですが、今ではやっておいて良かったかなと。
もし、モテたいとという理由で、料理をしている男性がいたら、そこまで拘りましょう(笑)
この人、本当に料理が出来る人、と思われるかも?
研ぎ方
1:砥石を水に浸ける
理由は、包丁の滑りをよくし、研ぐ際の摩擦熱を取る為です。
砥石、というだけに「石」です。
少し水をかけたくらいでは、すぐに乾いてしまいます。
十分な水分が無い状態で研ぐと、包丁を傷めてしまいますので注意です。
浸ける目安としては、水に沈めて水泡が完全にでなくなるまで浸けます。
10分~30分も浸ければ水泡は出なくなると思います。
※砥石にも色々と種類があります。
例えば、セラミックの砥石なんかは浸ける必要はありません。
持っている砥石が何でできているのか分からない場合は、一度水に浸けてみましょう。
水泡が出る砥石はそのまま浸けて、水泡が出ない砥石は濡れた状態で研げばOKです。
2:研ぐ
この時に注意する点がいくつかあります。
まず研ぐ際、砥石が動かないように濡れタオルの上に置くなどして、しっかり固定して下さい。
当たり前ですが、砥石が安定していないと怪我をします。
市販の物の中には、ゴムが付いている物もあります。
次に、砥石は小まめに濡らしてください。
何度も言いますが、乾いた砥石で研ぐと包丁が傷みます。
また、小さな範囲でチマチマと研ぐのではなく、砥石全体を使って研ぎましょう。
一か所で集中して研いでしまうと、砥石が部分的に削れてしまい使い辛くなってしまいます。
前後に動かして、大きなストロークで研ぐのが理想です。

何回か研いでいると、砥石の表面に黒いヌルヌルした汁が出てきます。
これは、研ぎ汁です。
研ぎ汁には、砥石の研磨粒などが含まれています。
初めて包丁を研ぐ人は気持ち悪いと思うかもしれませんが、そのヌルヌルをすぐに水で流したりしないで下さい。
切れ味を良くする薬と思って貰っていいです。
後は、包丁を一定の角度に保ち、前後に滑らせ研いでいきます。
押す時も引く時も力を一定にする事を意識して下さい。
また、研ぐ際に刃先などに指を添えると思いますが、力を入れる必要はありません。
角度を調節するアイテムなどが市販されていますが、自分としては必要ないかなと思ってます。
最初は、慣れないのでその手のアイテムが欲しいと思うのですが、自分の角度や力で研ぐと、包丁は自然と自分の手に馴染んできます。
普通ならば、その包丁を使うのは自分だけだと思います。
しっかり角度を測って、買った時と同じ状態に包丁を保つよりも年月を経て自分オリジナルの包丁にする方が、愛着が湧くのでは?
3:洗う
研ぎ終わったら、包丁と砥石を洗います。
砥石は水に流すだけで大丈夫です。
包丁も、普段洗っているように洗剤等で洗えばOKです。
洗い終わったら、お湯をかけておくと乾きが早いです。
後は、一晩寝かせれば切れ味バツグンの包丁に変身、という訳です。
包丁一つに大げさな、と思うかもしれませんが、手入れ一つで料理の味も変わります。
自分は、研いでる間は無心になれるので、結構この作業好きです。
あ、当たり前ですけど研いだ後は、切れ味が良くなっているので、使用の際、洗う際は気を付けて下さいね(笑)